薬剤師の年収はどれくらい？安定した生活は送れる？

薬剤師として仕事をするにあたって、稼いだ年収でどの程度の生活を送ることができるのか、気になりますよね。将来の結婚や子育てなどの人生設計を想定して、どのようなライフプランを立てられるか考えてみましょう。

薬剤師の平均年収は530万円程度

薬剤師として仕事をするにあたって、金銭面を気にする人は多いでしょう。

薬剤師の全体的な平均年収を見てみると、530万円前後で推移しています。これだけの年収があれば、独身で生活していくには十分なレベルと言って良いでしょう。

しかし今は独身でも、いずれは結婚して子供をもうけることもあるかもしれません。 家族ができた場合、この薬剤師の平均年収で生活できるのかライフプランについて心配という人もいるでしょう。

たとえば、薬剤師と結婚した相手が専業主婦で、かつ子供がいるとなると、暮らしに困ることはないでしょうが、裕福な生活レベルで過ごせるかはその家庭次第です。

また、独身でもマイホームやマイカーの購入、趣味への投資を惜しみたくない人も多いでしょう。

薬剤師だからといって現状に満足せず、今後の自分を考える事でよりスマートな人生を切り開いていきましょう。

職場を変えることも一つの方法

薬剤師の平均年収は530万円程度ですが、個別に見ていくとより多くの収入を稼げているケースもあります。

たとえば薬剤師の中で多くの人が仕事をしているのは、調剤薬局やドラッグストアですが、調剤薬局やドラッグストアでキャリアを積み重ねていって、店長クラスに昇進すれば、年収はさらにアップします。調剤薬局やドラッグストアで店長や管理薬剤師クラスのポジションで仕事をした場合、年収600万円や700万円というケースも珍しくはありません。店舗の経営を学べたり、目の前の患者様に対して直接思いを伝えられるのは大きな魅力です。

また薬剤師の活躍できる職場の中で、給料の良いところとして製薬会社があります。製薬会社で勤務している薬剤師の中には、年収800万円や1000万円以上を稼げている人もいます。製薬会社は能力主義でシビアに評価される傾向があるので、日々の努力と成果が大切です。しかし、将来家族と余裕を持ったライフプランを練るのであれば、このような高収入を得られる職場に転職するのも一つの方法です。

配偶者と共働きで心に余裕が生まれる

結婚・出産などのライフステージに応じて、生活にかかるお金は変動していきます。

薬剤師の場合にも、結婚して子供ができれば、それまでの暮らしを見直す必要も出てきます。これは配偶者が専業主婦（主夫）で、一家の働き手が薬剤師一人だった場合に特に顕著になります。

例えば、配偶者と共働きの状況であれば、その分世帯年収もアップしますので生活面で余裕が出てきます。パートナーと収入面で協力し合えば、十分家族で余裕を持って生活できるでしょう。 将来的なライフプランも考え、夫婦で協力して生活の基盤を固めていくことも良い選択肢といえます。

薬剤師の安定感は魅力的

一般的に、結婚相手として薬剤師はかなり高く評価される傾向があるといわれています。なぜ薬剤師が結婚相手として高い評価を受けているかというと、経済的に安定した生活ができると考えられているから、というのが理由の一つになるでしょう。

薬剤師は日本全国どこでも基本的に仕事ができます。というのも、調剤薬局やドラッグストアが今ではコンビニ数を上回るほど日本全国で開業していて、薬剤師免許があればどこでも就業できるからです。店舗によって多少仕事のやり方に違いがあるものの、基本的な業務はどこに行っても一緒です。たとえば配偶者が仕事をしていて転勤することになっても、新天地で薬剤師としての仕事も見つけやすいでしょう。

また、薬剤師のような医療関係の仕事は、景気の良し悪しに関係なく一定の仕事があります。 不景気であっても薬剤師の場合、仕事はほかの仕事と比較すれば見つけやすいでしょう。いつの時代でも社会への貢献度が高く、イメージ的にも魅力的な安定感があります。

このため薬剤師は、就職に困りにくい職種と言えます。ライフプランのことも考えると、薬剤師は将来性のある職種といえるでしょう。