スマートロックってどういうもの?
スマートロックは、施錠や解錠の動作をデジタル化し、スマートフォンやタブレット等、特定のデバイスを使ってドアの解錠や施錠をコントロールできる革新的なシステムです。お持ちのデバイスが鍵代わりとなり、複数の人数でドアのコントロールや管理をすることも可能にします。
我が家で導入したキュリオロック
我が家ではQrio株式会社の製品であるQrio Lock(Q-SL2)を購入し、導入3年目になります。
キュリオロックを選んだ理由
キュリオロックはハンズフリー解錠が便利
ハンズフリー解錠とは、わざわざスマホでを取り出さなくてもGPSで帰宅を判断し自動で鍵を開けてくれるという機能です。
この機能は他の製品にもありますが、Qrio Lock Q-SL2はBluetoothと合わせることで精度を高めています。
GPSのみで判断すると例えばマンション等、どの階に住んでいようと、1階にいる時点で解錠反応が始まることになりますが、
Qrio Lock Q-SL2はBluetoothの接続を合わせることで自宅に近付いたことを判断して解錠を始めます。
キュリオロックは電池を2セット入れられる
スマートロックは電池で動いていますが怖いのが電池切れです。鍵を持たずにスマホだけ持って外出したときに電池切れを起こすと締め出しにあってしまいます。
Qrio Lock Q-SL2はSIDE AとSIDE Bにそれぞれ電池を2本入れられ、片側のSIDEの電池が切れると逆側に切り替わります。片側で電池は半年以上持ちますしアプリ上で電池切れ状況が分かるので、対策は打ち易いでしょう。
スマートウォッチでも操作できる
アップルウォッチやSONYが販売するスマートウォッチwena3と連携が可能です。
ハンズフリー解錠はたまに動作しないことがあり、スマホを出して解錠しなければいけないこともありますが、そんなときもスマートウォッチを付けていれば素早く家に入れます。
我が家はアップルウォッチ派で家を出る時の施錠も素早く行っています。
Qrio株式会社はSonyの子会社
本を代表する企業SONYの子会社がこのQrio Lock Q-SL2を作っています。
鍵は家のセキュリティの要の部分ですよね。他にコストが低く済むアイテムもありましたが、自宅のカギを任せるのに安さを求めるよりも安心感を選んだのもあります。
また鍵の施解錠は毎日のことなのでなるべく正確に動作してほしいということもありQrio Lock Q-SL2を選びました。
購入前に気になったQrio Lock Q-SL2基本情報
機器の取り付けはドアの内側
カギを開け閉めしてくれる機器をドアの内側に附属の両面テープで貼り付けます。つまみ部分をフィット出来ていれば、取り付けはこれだけ。工事は必要ありません。
我が家は両面テープの扱いに失敗してテープを買いなおしました…
ペットの邪魔が入っちゃったよね..こんなトラップに引っかかるとは..苦笑
スマホがない方が家族にいるときなどほかの解錠方法が欲しい方はQrio Padをドアの外側に取り付けるという方法もあります。
Qrio Padに暗証番号を入力するもしくは専用のカードキーをタッチするとQrio Lockが動作し解錠できる仕組みです。
実際に外出するときのイメージ
取り付けたQrio Lock Q-SL2のつまみを回してカギを開けます。ここは手動の方が早いです。
もちろんスマホからでも開けることはできます。外に出た後はオートロックを設定していれば扉が閉まってから1~2秒後すぐにカギを締めてくれます。
ちなみに外に出てドアの近くにいるとオートロックが動作して「カチャンッ」とカギが締まった音が聞こえます。カギがちゃんと締まったかなと不安な方でも音で確認できますし、後述のQrio Hubを導入すれば、アプリで視覚的に確認することもできます。
我が家は心配性なので、最後にドアノブを引いて実際に締まったことを確認しています。
出発準備よーし
外出中にスマホが電池切れになったときは?
外出中にスマホが電池切れになった場合でも普通のカギを持っていれば解錠することが出来ます。普通のカギは使うことは少なくなりますがスマホを紛失したときなどのためにも持ち歩くのがベターでしょう。
玄関のカギが2箇所の場合は2台のキュリオロックを取り付けられる
コストは2倍かかってしまいますが同じアプリで2台を操作することが出来ます。
普段から2カ所カギを締めている方は導入すればかなりスムーズになるでしょう。
我が家でも2台目の購入を検討しています。
別売りのQrio Hubでリモート操作ができる
Qrio Hubを設置することでQrio Lock Q-SL2をネット経由で遠隔操作することができ、カギの施解錠や現在カギが開いているのか閉まっているのかの確認をすることが出来ます。
この機能があれば妻が締め出されてしまった場合にもなんとか旦那に連絡することが出来れば、旦那が遠隔でカギを開けることが出来ます。
心配性な方が外出先であれ、カギ閉めたっけ…?と不安になってもアプリで確認できますし開いていた場合は締めることが可能です。
我が家は心配性なのでQrio Hubも導入しており、万が一に備えています。
遠隔操作がとてもラクで重宝しています。
スマホを持たない子どもには別売りのQrio Keyを持たせられる
別売りのQrio Keyを持たせてあげればスマホがなくてもQrio Lock Q-SL2の操作をすることが出来ます。背が小さくて鍵穴に手が届かないという子でもこれなら安心です。自動車のリモコンキーのようなものでボタンを押すことで施解錠ができます。
アプリ経由で施錠と解錠の履歴が分かる
共働きの家庭でも子どもの帰宅がスマホに通知されれば安心ですよね。
オートロックの一時停止
ちょっとした機能ですが、本体のつまみを開→閉→開と回すと一時的にオートロックがかからない様にできます。一時的に家の前に用がある場合や車などから荷物を運び入れる場合などに使えます。
家に入る時につまみを閉にすると通常に戻ります。忘れずに締めておきましょう。
Qrio Lock Q-SL2の取り付け
付属の取扱説明書を読みながら簡単に取り付けができました。所要時間は20〜30分ほど。大まかな流れは以下です。
1.設置位置を決める
2.自宅のサムターンに合わせて調整する
3.電池を入れ両面テープで貼り付ける
4.開閉センサーをドア枠に取り付ける
この4ステップで取り付けは完了。それぞれ説明していきます。
1.設置位置を決める
Qrio Lock Q-SL2はサムターン(カギを開けるためのつまみ)に対して縦にも横にも取り付けすることが出来ます。我が家の場合は縦でカギの下側に取り付けました。
それぞれの家のカギの種類によって取り付け方は異なるかと思いますが、我が家の場合は上の鍵の方が特殊な形状のつまみで、下が通常のつまみとなっています。
万が一、泥棒が外側からカギ穴をいじるかもと思いセキュリティの観点から下に設置しています。
2.自宅のサムターンに合わせて調整する
付属の2種類の高さ調整プレート使用してサムターンに合う高さを見つけます。
サムターンをキャッチする部分はネジによって微調整することが出来ます。このネジはしっかり目に締めることをおすすめします。
つまみの太さについてはあてがってみて隙間が一番小さくなるものを選びましょう。我が家の場合はMサイズがフィットしました。
3.電池を入れ両面テープで貼り付ける
本体の上の電池カバーを外し付属の電池を入れます。電池を入れるとLEDが赤→青の色に点灯します。
後は玄関ドアに貼り付けるだけです。貼り付けると決めた箇所を水で薄めた中性洗剤などでしっかりきれいにしましょう。
貼り付ける際に重要なことはサムターンとQrio Lock Q-SL2のサムターンホルダーの回転軸をしっかり合わせることです。合っていない場合は無駄な力がかかり外れる原因にもなってしまいます。何度か開け閉めして一番抵抗が少ないと思われる位置を見つけて、付箋や鉛筆で印をつけてから設置すると良いでしょう。
4.開閉センサーをドア枠に取り付ける
Qrio Lock Q-SL2はドアが閉まったことをこのセンサーとの位置関係で検出してオートロックを行います。貼り付け位置はQrio Lock Q-SL2のつまみの中央に合わせます。
スマホの設定
ひとつ重要なこととしては省電力モードなどバッテリーを長持ちさせるための機能はOFFにする必要があります。
これは画面をOFFしている裏側でもアプリに動いてもらわなければハンズフリー解錠という機能が使えないからです。ハンズフリー解錠の機能を使わない場合はその設定をする必要はありません。
まずはそれぞれのスマホでQrio Lockのアプリをダウンロードしましょう。ログインもそれぞれ別のIDやメールアドレスで大丈夫です。
カギ管理からファミリーキーを作成して家族を招待できます。我が家ではもこさんがキーを作成し、よしさんを招待しました。
それぞれのアプリでハンズフリー解錠およびオートロックの機能を使用する場合はロック設定からそれぞれ設定を行いましょう。
iPhoneの場合
iPhoneでも同様にBluetoothと位置情報は常にONにしておきましょう。
設定 → 下の方にあるQrio Lockでアプリの設定をします。
位置情報は”常に許可”の設定にしましょう。これにより家から離れたことを確認してハンズフリー解錠がONになり、家に近づくと自動的にカギを開けてくれます。
アンドロイドの場合の設定
Bluetoothと位置情報は常にONにしておきましょう。
設定 → アプリと通知 → Qrio Lockでアプリの設定をします。
位置情報は”常に許可”の設定にしましょう。これにより家から離れたことを確認してハンズフリー解錠がONになり、家に近づくと自動的にカギを開けてくれます。
併せてQrio Lock アプリにはすべての権限を許可します。
正しく動作しているかの確認
ハンズフリー解錠が正しく動作していれば家から離れるとスマホに下図のような通知が来ます。この状態になってから自宅に近づくと自動でカギを開けてくれます。
ハンズフリー解錠が有効になったと通知があるのに解錠動作が始まらない
この場合はスマホ側の設定に原因があります。下記の事項をもう一度チェックしてみてください。
- Bluetoothがオンになっていない
- スマホバッテリーを長持ちさせる機能をオフにしていない
こんな場面で大活躍
Qrio Lock Q-SL2導入してよかった!というシーンをご紹介します。
仕事で朝急いでいるとき
見送る側、見送られる側双方がラクになれます。
日常で当たり前にしていたことをしなくて良くなったという解放感は素晴らしいものです。
子どもを抱っこしているとき
子どもが寝ていたりして抱っこ下ままでもカギを出さずに家に入っていけます。
方手で抱っこしてカギが見つからないとき等はありませんか?ストレスなくドアを開けるのみで家に入れるという快適さに感動します。
買物帰り等で両手が塞がっているとき
上述と同じくカギを取り出す動作がいらないので、ストレスなく解錠できます。
一部の不安要素
実際に使用してみて分かった不安な箇所もご紹介します。
たまにハンズフリー解錠のタイミングが少し早い
たまにドアの前ではなく、数メートル離れた位置で作動することがあります。
スマホのGPSの精度などの問題もあると思いますが、見えている位置だしちょっと早いからと言って問題は起きていないので我が家では許容範囲内です。
もし家の前まで近付いてきて、あっ!買い忘れた!などと気づいてまた離れていくとカギがハンズフリー解錠で開いたままになってしまう可能性はありますので、遠隔操作で締めておきましょう。
家の周りから動かないときはハンズフリー解錠できない
ハンズフリー解錠が有効になりましたと通知が来るのは家からある程度距離をとったときです。すぐ隣のコンビニに行くぐらいだとハンズフリー解錠しない場合もあります。
電池の替え忘れでバッテリー切れになると締め出される可能性も
冒頭でお伝えしたように、キュリオロックは電池を2セット入れられます。
SIDE AとSIDE Bにそれぞれ電池を2本入れられ、片側のサイドの電池が切れると逆側に切り替わる仕組みですが、安心しきって切れた分を放置して結果的に両サイドともバッテリー切れとならないよう気をつけましょう。
電池が特殊
Qrio Lock Q-SL2に使用する電池はCR123Aというデジカメなどで使われるもので少し高めです。また公式サイトによると、海外製の電池や充電電池は電圧が不安定なため、推奨しないと書かれています。
ネットでいろいろ探した中で我が家が使っているのはこちらです。4本入りでストックしています。同商品の中でもアマゾンが最安でした。
我が家はQrio Lock Q-SL2を導入して生活の質が上がり大満足
夫婦共働きですし、帰りには両手に荷物を持って帰ることも多くありとても助かっています。たまにハンズフリー解錠が作動してくれてなくてシュンとなることもありますが、それ以外はとても快適で大満足です。
あとスマートロックという先進的なテクノロジーを我が家にカスタマイズできている感がとっても良いです。ぜひ参考にしてください。